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・更新未定です
・SSNのSSは二次創作のことではなく、ショートストーリーのことです
・当サイトは完全オリジナルの短い小説のみ公開しております
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とある地方のとある住宅地。ベッドタウンと呼ばれるその町は、たくさんの明かりに満ちていた。ふわふわとした明かりは人々の浮かれた気持ちの具現化か。どの家も電飾で飾られていた。
そんな眩しさで、女の子は眠れないでいた。いつもならもう寝ている時間だった。寝れないのは眩しさのせいか、それとも……。
女の子の家は、ほかの家と同じように電飾で飾り付けをし、ほかの家と同じように簡単なパーティーをやり、ほかの家と同じようにこの日を祝った。。そして、明日の朝にはほかの子どもたちと同じようにサンタクロースからのプレゼントが届く。
浮かれた光にあてられて女の子の心もまた浮かれていた。いや、明日届くプレゼントのことを考えると浮かれるのは仕方ないことか。ずっと欲しかった人形が届く予定である。人気の熊の人形である。女の子らしいリボンを左耳につけ、ピンクの色をした愛くるしいくまさんである。目覚めたら彼女が枕元にいると思うと女の子はわくわくした。
彼女が来たらどうしようかなぁ。ほかの子――女の子の持ってるたくさんのお人形に紹介してあげようかな。その前に二人で思う存分遊ぼうかな。あ、そうだ絵本を読んであげようかな――わたしがお母さんにされてるように。それとも、向かいの家のあの子に自慢しようかな。明日が楽しみだなぁ。と、女の子はそんなことを一生懸命考えていた。どんどん、眼は冴えていった。
そうこうしてる内に、ひとつ、またひとつと浮かれた明かりが消えていった。夜が深まり、闇の時間が到来しようとしていた。大人も布団に入るような時間になって、それでも女の子はまだ眠れなかっった。
消えていく明かりを眺め、女の子は思った。そろそろサンタさんの来る時間だ。
「サンタさんってどんな人なのかな?」
絵本などで見るサンタクロースはいつも赤い服に赤い帽子、それから真っ白なひげを生やしたふくよかなおじさんである。でも、女の子は実際にサンタクロースを見たことがある人にあったことがなかった。
誰も見たことないのなら、もしかしたら全然違う格好をしてるかもしれない。と、女の子は考えた。そんな特徴的な格好なら、誰にも見られたことがないなんておかしい。きっと、もっと目立たない服装をしてるんだ。夜の闇に紛れる真っ黒な服かもしれない。真っ黒なおひげかもしれない。よく考えるとトナカイも見たことがない。
「こっそりサンタさん見てても怒られないよね」
女の子はよからぬことを考した。寝たふりをしてこっそりとサンタクロースを見てみようと思った。
そして布団を深くかぶった。ほんの少し、外が見えるように隙間を作って。眼は慣れていて、暗闇の中でもよく見えていた。
女の子は布団の中でサンタクロースが来たらどうするかを考え出した。このまま隠れてこっそり見るだけにするか。でもそれはもったいない。サンタクロースは年に一回しかこない。このチャンスを逃せば次に見ることは出来ないかもしれない。サインを貰おうか。それとも一緒に写真を撮ろうか。想像は膨らんでいく。
時間は静かに流れる。そうしてるうちに睡魔が襲ってきた。女の子はどんどん重くなるまぶたに抵抗しようとする。意識が薄れていく。ぼやんりとした視界は最後に赤いなにかを捉えた気がした。
睡魔に抗うことは出来ずに女の子はそのまま眠りに落ちた。
朝日に照らされた女の子の寝顔の横には人形と手紙がおかれていた。
執筆日:2010-12-24
公開日:2010-12-26
加筆修正日:2010-12-26
執筆者:元伊六
そんな眩しさで、女の子は眠れないでいた。いつもならもう寝ている時間だった。寝れないのは眩しさのせいか、それとも……。
女の子の家は、ほかの家と同じように電飾で飾り付けをし、ほかの家と同じように簡単なパーティーをやり、ほかの家と同じようにこの日を祝った。。そして、明日の朝にはほかの子どもたちと同じようにサンタクロースからのプレゼントが届く。
浮かれた光にあてられて女の子の心もまた浮かれていた。いや、明日届くプレゼントのことを考えると浮かれるのは仕方ないことか。ずっと欲しかった人形が届く予定である。人気の熊の人形である。女の子らしいリボンを左耳につけ、ピンクの色をした愛くるしいくまさんである。目覚めたら彼女が枕元にいると思うと女の子はわくわくした。
彼女が来たらどうしようかなぁ。ほかの子――女の子の持ってるたくさんのお人形に紹介してあげようかな。その前に二人で思う存分遊ぼうかな。あ、そうだ絵本を読んであげようかな――わたしがお母さんにされてるように。それとも、向かいの家のあの子に自慢しようかな。明日が楽しみだなぁ。と、女の子はそんなことを一生懸命考えていた。どんどん、眼は冴えていった。
そうこうしてる内に、ひとつ、またひとつと浮かれた明かりが消えていった。夜が深まり、闇の時間が到来しようとしていた。大人も布団に入るような時間になって、それでも女の子はまだ眠れなかっった。
消えていく明かりを眺め、女の子は思った。そろそろサンタさんの来る時間だ。
「サンタさんってどんな人なのかな?」
絵本などで見るサンタクロースはいつも赤い服に赤い帽子、それから真っ白なひげを生やしたふくよかなおじさんである。でも、女の子は実際にサンタクロースを見たことがある人にあったことがなかった。
誰も見たことないのなら、もしかしたら全然違う格好をしてるかもしれない。と、女の子は考えた。そんな特徴的な格好なら、誰にも見られたことがないなんておかしい。きっと、もっと目立たない服装をしてるんだ。夜の闇に紛れる真っ黒な服かもしれない。真っ黒なおひげかもしれない。よく考えるとトナカイも見たことがない。
「こっそりサンタさん見てても怒られないよね」
女の子はよからぬことを考した。寝たふりをしてこっそりとサンタクロースを見てみようと思った。
そして布団を深くかぶった。ほんの少し、外が見えるように隙間を作って。眼は慣れていて、暗闇の中でもよく見えていた。
女の子は布団の中でサンタクロースが来たらどうするかを考え出した。このまま隠れてこっそり見るだけにするか。でもそれはもったいない。サンタクロースは年に一回しかこない。このチャンスを逃せば次に見ることは出来ないかもしれない。サインを貰おうか。それとも一緒に写真を撮ろうか。想像は膨らんでいく。
時間は静かに流れる。そうしてるうちに睡魔が襲ってきた。女の子はどんどん重くなるまぶたに抵抗しようとする。意識が薄れていく。ぼやんりとした視界は最後に赤いなにかを捉えた気がした。
睡魔に抗うことは出来ずに女の子はそのまま眠りに落ちた。
朝日に照らされた女の子の寝顔の横には人形と手紙がおかれていた。
執筆日:2010-12-24
公開日:2010-12-26
加筆修正日:2010-12-26
執筆者:元伊六
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